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勢いだけでとりあえず開設した二次創作保管庫です。「二次創作」をご存知ない・嫌悪を覚える方は閲覧をご遠慮ください。DDFF及びFF6にて魔導の少女を溺愛する駄文を羅列いたします。
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2018/07/16 (Mon) 19:47
Posted by シスターM
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空飛ぶ青い何か。様から拝借した「空と青で33のお題」、21作目になりました。
このタイトルを拝見したとき、必ず書こう、と思ってたのが、このネタです。
…創作始めてから、決戦直前に至る話は、複数書かせていただいてますが。
書く度に、ティナの決意をどう表現すればよいのか悩みます。

…で、結局書き切れてないんでしょうね。
たくさん書いて、まだ物足りないのでしょうから。


21 真っ赤に染まった空化粧


静かに、終わりが近付く。


   *


自らの意思を取り戻した、あの時に見た、青空は。
もう、失われて久しい。
世界が絶望に覆われ、ひっそりと死に絶えようとしている。
時間は、少ない。

「ロック」
「ん?」
一緒に空を眺めていたひとに、声をかけると。
彼はいつもと変わらぬ装いで笑みを浮かべ、応えた。
「今度こそ、止めなくてはいけないわね」
「……ああ」
「必ず、止めてみせるわ」
「そうだな。必ずヤツを止めてやろうな、ティナ」

彼は力強く頷いて、私の頬をそっと撫でると。
もう一方の頬へ、そっと唇を寄せた。
「ロック?」
その行動の意図が読めなくて、首を傾げる私へ。
「……おまじない」
彼ははにかむように、笑う。
「おまじない、って?」
「んー」
私の問いかけに、彼は視線を逸らしてから頬を掻いて。
「上手く言えないんだけど、さ。ティナ、不安そうに見えたんだ。だから」

「え」
目をしばたかせた私は、内心でどきりと心臓が跳ねるのを自覚する。
だって。
彼には何も、告げていないのに。
「──ごめん、意味不明な真似して。イヤじゃなかったか?」
「ええ、もちろんよ」
動揺している心を覚られぬように、笑顔を作って答えれば。
そっか良かった、と彼は安堵の表情を浮かべた。

彼の笑顔は。
私の心臓をきゅうっと、締め付けた。


   *


真っ赤に染まった、空の色は。
これから流されるであろう、自らの血か。

それとも。

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プロフィール
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シスターM
性別:
女性
自己紹介:
とうとう40代になった専業主婦。
二次創作歴はオンラインで10年程度。たまに好きジャンルのアンソロ本に寄稿させていただいてました。
此度はソフト未購入なのにムービーと素敵サイト様の作品によって墜落→6キャラ総愛され→本編6カップリングプラス、とブログがおかしな進化中。結局ハード込みでソフトお買い上げ(笑)自プレイはチュートリアルで既に断念気味。
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