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勢いだけでとりあえず開設した二次創作保管庫です。「二次創作」をご存知ない・嫌悪を覚える方は閲覧をご遠慮ください。DDFF及びFF6にて魔導の少女を溺愛する駄文を羅列いたします。
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2019/05/27 (Mon) 18:00
Posted by シスターM
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再び管理人です。
えー76的現代パラレルの続編を、アップしてみます。
ただ、管理人の傾向として、連作する際に時系列を完全にシカトしてしまう傾向がございまして(汗)。
今回の小噺は、既にふたりが出来上がった後というトホホさ加減(爆)。
…出来上がるまでの話も、後からちゃんと書くつもりですよ…ええきっと<オイ

で、今回の話はやや大人的設定をはらんでいるのですが、描写は全くしてません。
というわけで何の注意もせず、そのままアップしておりますが。
もし今回の文章でも「ちゃんと注意書きしろ!」とのご意見お持ちのお客様がおられましたら、即座に拍手等でご連絡くださいませ。
早急に対応させていただきます。

「オフが欲しい」

事の始まりは、セフィロスのこんな言葉だった。

 

『プライベートは甘やかに』

 

あまりに直球ストレートなこの希望に、俺たち「J-E-N-O-V-A」メンバー全員は、無言で顔を見合わせる。
心の中で唱和したのは、恐らく『この阿呆が!』という文句。
再来月上旬にはアルバムリリースだというのに、未完成の曲がある現状で。
何を呑気な事を言ってやがる!と俺たちが言い募ろうとした時、予想外の声。
「明後日の金曜日からの一週間なら、何とかできそうだ」
「そうか」
簡潔な遣り取りをするのは、ルーファウス社長とセフィロス。
勿論俺たち3人は、反論を口にしようとするも。
「その代わり、ボーナストラック分の曲はお前がひとりで作れ」
休み明けにはデモごと持参しろ、と言い添え、我侭を聞く代わりに、埋め合わせをさせる事も忘れない英断に。
さすがのセフィロスにも、反論の余地はなく。
「………………了解した」
心持ち落胆したような表情で頷いて、俺たちも密かに、溜飲を下げた。
そんな打合せの後に帰宅すると、タイミング良くティナからのメールが入る。
「『夕食まだなら、こっちでどうぞ』か……よし」
味気ないレトルト食なんぞより、愛する彼女の美味い手料理に心が傾くのは当然で。
俺は『今戻った。すぐ行く』と返信すると、着替えて隣室のインターフォンを鳴らす。
「はあい」
「俺だ」
「クラウド!今開けるわ、待ってて」
微風のように心地良い声の後、扉が開かれて。
「お帰りなさい、クラウド。どうぞ入って」
「ありがとう。……ただいま、ティナ」
春の日溜まりを思わせる笑顔に迎えられ、俺の頬も自ずと綻んだ。

そして彼女手製の夕食を堪能した後、コーヒーで一服。
「……と言う訳で、明後日から1週間オフが決まった」
「まあ……」
昼間の出来事を苦笑いしつつ話す俺の向かいで、ティナは複雑そうな表情。
「セフィロスさんも、唐突な方ね」
「アイツの我侭は今に始まった事じゃないからな。まあ、仕方ないさ」
言葉を選びつつ感想を述べる辺り、面識もあるアイツに気を遣っているのだろう。
俺は肩を竦め、コーヒーを啜った。
「ところでティナ、明後日からの予定はどうなってる」
質問してみると、彼女はえーと、と首を傾げてから。
「暦どおりね。明日明後日はお仕事で土曜日からお休み……あ、いえ、ちょっと待っていて」
不意に発言を打ち切ると、彼女は愛用の手帳を捲ってチェックを始める。
そして、歓声。
「……そうだ、明後日は私もお休み!」
「本当か?」
「ええ、この間急に先生の取材旅に同行したでしょ、その代替で」
彼女の勤め先である料理教室の講師は、TVや雑誌でも引っ張りだこの人気者で。
先週初めも、TV番組とやらの撮影のために駆け足で海外へ出かけていた。
現在事務所の留守を預かる立場にいるティナが、取材へ同行する事など稀で、確かあの時は別のアシスタントが急病で倒れ、やむなく代理となった、と聞いている。
(……そういえば、あの仕事のお陰で先週のデートが流れたんだったな……)
そんな過去まで思い出し、少しだけ悲しくなったが。
明後日からの3日間彼女も空いてるというのなら、それを有効活用しない手はない。
俺は手帳を片づけたティナを手招きし、隣へ座らせてから訊ねる。
「なあ、ティナ。それならどこかに出かけないか?」
「え?」
「せっかく予定が合ったんだ。泊りがけで、どうだろう」
「……っ」
軽い調子で訊ねてみるが、彼女は一瞬呆けたような表情を見せ、次に赤面。
……既に深い仲にもなってはいるというのに、相変わらずの純情ぶりである。
(まあ、そこがまた可愛らしいんだが……)
苦笑を浮かべつつも許容している俺も、傍から見れば似たようなものなのだろう。
実際に、彼女と会った俺の知り合いたちからも、散々に言われてる。
「クラウドさ、超ベタ惚れしてんよな?ティナちゃんにさ」
ザックスには真面目な顔で断言された後、豪快に笑われ。
「……もう引越し癖は返上なんだろ、と」
レノにもしっかりと、からかわれた。
「お前には勿体無いが、ある意味よく似合ってるといえるかもしれんな」
真面目腐ったセフィロスの発言には、どう突っ込むべきか、と悩んだが。
「いいお嬢さんじゃないか、大事にしろよ」
「全くだ。とんだ果報者だな、クラウド」
ツォンや社長の言葉は、肝に銘じているつもり。
俺はゆっくり手を伸ばして、ティナの細い肩を引き寄せ抱き締めると。
「……ダメ、か?」
羞恥で染まった小さな耳へ唇を寄せ、心持ち低い声で囁きを落とす。
勿論その耳朶に、軽くキスも忘れない。
すると彼女は敏感に、びくりと肩を震わせてから、俺の肩にぎゅっと顔を押し付けて。
「……ダメ、じゃ、ない……」
くぐもったか細い声で、でもはっきりと告げてくれた。
「───ありがとう」
耳朶を唇で甘噛みしてから礼を言うと、彼女は更に真っ赤に染まってしまい。
俺は腕の力を強め、今日はこっちに泊まりだな、と勝手に算段をつけていた。

 

 

そして俺が選んだのは、シティホテルのデラックススイート。
プールもフィットネスも、更にエステもありで、施設には申し分ない。
ティナは気後れしていた様子だったが、30分間かけて口説き落とした。
というか、「エアリスが気に入ってる場所なんだ」との言葉が効いたらしいが。
「すごいわ……!」
チェックインを済ませ、部屋に入った後に彼女が漏らしたのが、この台詞。
確かに俺も、同意見ではある。
リビングからの眺望は、ミッドガルの眺望を独占したかのような錯覚。
ジャグジー付きの大きなバスルームや、クイーンサイズのベッドルームもあって。
それなりの料金でも確かにその価値はある、と納得できた。
ウェルカムサービスも一通り済んで、客室係が退室すると、室内は静寂が訪れる。
俺はドリンクを飲み干してから、ティナに尋ねた。
「どうする?プールでも利用してみるか」
「……ええ、そうね。泳ぐのは久し振りだから、自信ないけれど」
ティナは少し考えてから、笑顔で頷いてくれて。
俺たちは手早く準備してから、ホテル内のプールへ向かった。
平日昼間のホテルのプール、勿論客の姿はまばらで、しかも高齢の人間がほとんど。
俺を知っていそうな人間もいない様子で、誰にも注目されない心地良さを味わう。
手近なビーチチェアに腰掛けて一息ついた所で、ウェルカムドリンクが運ばれて。
一口含んだ俺の背にティナが声をかけてきて、振り返り。
(……!)
ティナが身につけていた水着は、可愛らしい印象を与えるAラインのワンピース。
密かにビキニも見たかったとは思うけれど、これはこれでとても似合っている。
白くすらりと伸びた脚や背中が惜しげもなく晒され、大変に目の保養で。
髪をアップにしているから、項も綺麗に見えているのがまた嬉しくて。
俺は心の中でガッツポーズを決めながら、ただ一言。
「似合うな」
それだけを何とか、彼女に伝えた。

結局プールでかなり遊び、その後エステも、折角だからと利用して。
レストランへ行くのも面倒になり、食事はルームサービスで済ませた。
とは言っても本格的なディナーを堪能できたので、文句のつけようもなく。
リビングでの夜景など堪能しつつ、軽くワインを1本空けたところで。
「……あふ……」
ティナが大変可愛らしく、欠伸をひとつ。
「疲れたか?」
「ごめんなさい、少し」
あまり酒には強くないティナが、それでも2杯目のワインを口に含む。
酒によって火照った肌と吐息は普段よりも更に艶めいて、俺を無自覚に誘惑する。
グラスを持つ手が、少しだけ危なっかしくなっていたのを目に留めて。
「無理するなよ」
俺はゆっくり彼女へ近づき、手からグラスを取り上げた。
「……クラウド」
「ん?」
ティナはかなり酔いが回ったのか、スローモーションで俺に凭れかかってきて。
彼女特有の甘い香りが、ひと際強く俺の神経を刺激してきた。
半ば無意識に腕を回してその体を引き寄せると、ティナは微かに身を震わせる。
「どうした?」
「いいえ……何でもないの」
ワインのふくよかな香りが混じった、甘い吐息は媚薬のようで。
ティナは無意識なのだろう、上目遣いで俺を見上げる。
「……ふふ」
ふにゃり、と崩れる表情の柔らかさに、こちらも口元が緩むのを自覚して。
「ティナ」
「なあに?」
俺は彼女を抱き締める腕の力を強め、そっと囁く。

「今夜は、覚悟しろよ」

ティナはゆっくり俺を見つめ、頬を染めながらも、頷いた。


   *


久し振りのオフの、ひとときに。
愛しいひとと、甘い時間に溺れたいのは。
誰だって、同じだろ?

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◆ 無題
!!!えーーーーーー。さっきクラウドが言ってた「今夜は、覚悟しろよ」って言うのは…ティナとキスするって事になるんでしょうね、きっと。
ますますワクワクして来ましたよ私(テンション上げ過ぎ!)
ヤバい位、ワクワクしています。
引き続き頑張って下さい!
クラティナ、私の中では一番好きなカップルです。
クラウド 身長173CM ティナ160CM 似合いますね!
ティファ・ロックハート 2009/07/21(Tue)21:04:39 編集
コメントありがとうございました
拙宅にしては珍しく、この先にいろいろな展開が可能な小噺でした(笑)。
ワクワクしていただけたなら、成功かしら?と。
続きは是非に、お読みいただいた方それぞれの頭の中でお考え下さいませ。
シスターM  【2009/07/21 22:02】
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自己紹介:
とうとう40代になった専業主婦。
二次創作歴はオンラインで10年程度。たまに好きジャンルのアンソロ本に寄稿させていただいてました。
此度はソフト未購入なのにムービーと素敵サイト様の作品によって墜落→6キャラ総愛され→本編6カップリングプラス、とブログがおかしな進化中。結局ハード込みでソフトお買い上げ(笑)自プレイはチュートリアルで既に断念気味。
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