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勢いだけでとりあえず開設した二次創作保管庫です。「二次創作」をご存知ない・嫌悪を覚える方は閲覧をご遠慮ください。DDFF及びFF6にて魔導の少女を溺愛する駄文を羅列いたします。
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2017/12/14 (Thu) 11:35
Posted by シスターM
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えー、この度リンクさせていただきました心花日楽様(管理人様:白楽様)。
管理人の萌えと申しますか、創作意欲をかきたててくださった素敵イラストがまだまだありまして。
ティナがメイドさんになっておられるシリーズなのですが…。
素敵な実物は、皆様が実際にサイト様でご確認いただければと思います、が。


先程雑記で記したとおり、このメイド妄想小噺、一気にアップしてしまいます(爆)。
まずはお詫び。
・当初はティナ一人称でずっと妄想していたのですが、後からチェンジしまくりました。
 一応噺ごとにその旨は記載してみます。
・1作だけ「和風」があるのですが、管理人の一方的な趣味により、6本編の冒険者が出しゃばりました。
・素敵イラストの空気と全然合ってないぞ!というご指摘は、ご尤も。
 管理人もそれは重々承知しております故、どうぞ寛大なお心にてご覧いただければ、と思います。


以上です。

(1×6的 6視点)


「いつもすまないな、ありがとう」


旦那様は、静かに仰って、頭を撫でて下さった。

 

こんなとき、どうしたらいいのか、わからない。
嬉しいけれど、恥ずかしくて。


旦那様は、そんな私をご覧になって。


「君は本当に愛らしいな、ティナ」


再び頭を撫でて、微笑んでいらっしゃった。


   *


(2×6的 6視点)


「……ティナ!」
「フリオニール、様?」


庭園で、お茶の時間に活ける薔薇を摘んでいた私に、声をかけて下さったのは。
勇猛果敢な国軍の将でありながら、この庭園と薔薇をこよなく愛される一面もお持ちの、次期ご当主様。
よく見れば、剣から弓まで幅広く使いこなすその手には、一輪の薔薇の花。
それは確かに、フリオニール様が最も愛でておられた薔薇で。
「いかがなさいましたか?本日のお花は、マリア様のご所望なされた白薔薇だと伺いましたが」
「え……ああ、それは知っているよ。違うんだ、これは」
私の質問に、フリオニール様は一瞬怪訝そうな表情になられてから、手にしていた物をご覧になって。
静かに私の勘違いを訂正なさってから、表情をにわかに引き締めて。
「これは、その……き、君に」
「え?」
頬を微かに染めて、フリオニール様は緊張なさった面持ちで、私の頭に手を伸ばし。
お持ちだった薔薇の花を、つけて下さった。
しっかり棘は抜いて下さっているらしく、頭の上から芳しい薔薇の香りが微かに漂う。
「フリオニール様」
「あ、その、イヤであればすぐ外してくれ!し、仕事に差し支えてもいけないからな」


フリオニール様は、鍛錬の時の凛々しさが見る影もない程に狼狽されていて。
私はその場で、どうしようかと考えてから。
「素敵なお花をありがとうございます。私には勿体無い程に綺麗な贈り物、有難く頂戴しますね」
「ティナ?」
「でも、せっかくのお花が私の髪の上で萎れてしまうのは可哀想です。部屋に活けてもよろしいでしょうか?」
「……ああ、勿論だ。そうしてやってくれるなら、花も嬉しいだろう」
「ありがとうございます」
私の言葉に、フリオニール様は頬に朱が残ったままで、でも嬉しそうに頷いて下さった。


   *


(3×6的 6視点)


午後3時、決まって私をお呼びなのは、お坊ちゃま。
「ティナ!」
「はい、何でございますか?お坊ちゃま」
「何かある?僕、ちょっとお腹空いちゃったんだ」


当家の末のお坊ちゃまは、まだ10歳だけれど頭脳明晰で、学校ではなく家庭教師から直接勉強を教わっている。
今はもう、大学生並みに専門的な講義を受けておられるので、同年齢のお友達は皆無に等しく。
この館の中で、私たち使用人を相手に過ごすお時間が、一番長い。
その中で、何故か私を一番多くお呼びになる。
いつもは才気走ったところがあり、誰より子供扱いされる事をお嫌いだと仰るのに、この時は別のようで。
「僕は育ち盛りの食べ盛りなんだよ!あんなに部屋に閉じこもりっきりじゃ、お腹と背中がくっついちゃうよ」
「午後はずっと家庭教師の先生とご一緒に、お勉強していらっしゃいましたものね」
私は微笑みながら、先程焼きあがったばかりのマフィンをトレイに乗せ、お坊ちゃまの前へ。
「本日は私が焼いたマフィンですよ、いかがですか?」


「……美味しい、よ……」
笑顔で照れ臭そうに答えつつも、マフィンを召し上がるスピードが衰えない、そのお姿が微笑ましくて。
私はますます、笑みを深めた。


    *


(4×6的 6視点)


本日夜の晩餐会の準備のため、銀のトレイに食器を載せて歩いていた私を呼び止められたのは。
我がバロン国の賢王として名高い、セシル陛下。
「陛下!」
「やあ、ティナ。精が出るね」
「勿体無いお言葉、ありがとうございます」
マント姿の正装ではなく、シルクのシャツを無造作に着こなされて、陛下は穏やかに仰っている。
他者任せにせず自ら召し使いを労うセシル陛下のお心遣いが、有難くも面映い。


「今日は久し振りにギルバートの歌声を聴けるようだからね、楽しみだよ」
「はい、陛下。ダムシアン国王陛下がお越しになるのは、久し振りでいらっしゃいますからね」
「そうだね。彼の奥方やひとり娘にも、久し振りに会えるから、楽しみで仕方ないんだ、僕らも」
陛下が楽しみにしておられるのは、懐かしい戦友たる隣国の国王一家をお招きしての、晩餐会。
一昨年奥様を得られ、お可愛らしい姫君までご誕生になられたダムシアンは、ますます発展をしておられる。
「アンナ王女様、でいらっしゃいましたね。お父上によく似た大変愛らしい姫君様で」
「全くだ。セオドアも彼女と遊べるのを楽しみにしているようだよ。ふふ、とんだ面食いだね、あの子は」
「まあ、陛下!」
冗談めいた陛下のお言葉に驚くと、陛下は楽しげに微笑まれた。


    *


(5×6 6視点)


「きゃあ!」
「ったく、ちゃんと飯食ってんのか?ティナ」


急にいらしたと思ったら、主家のご令息・バッツ様は、私を手招きでお呼びになって。
唐突に私を持ち上げたと思えば、冗談めいた口調で仰って、太陽のように笑っておられる。
驚く程に気さくなお方で、メイドひとりひとりにまでお声をかけて下さるのは、本当に嬉しいけれど。
こんな時は、本当に困ってしまう。
「バッツ様、下ろして下さい!」
「え、何で?急ぎの用事でもあんの?」
「い、いいえ……そうではないのですが、あの」
「ならいいじゃん。ティナって超軽いからさ、ずっとこうしてても俺は平気」
バッツ様はいつ頃からか、ほぼ毎日この調子でいらっしゃって。
周囲の人たちも、不思議な程にバッツ様を嗜めることもないので、最近は毎日のように持ち上げられている私。
私が恥ずかしいです!という心の声は、勿論バッツ様に届くはずもない。


そして。
ほんの……物凄く少しだけ『嬉しい』と思えてしまうのは、勿論言えるはずもない。


    *


(6×6的 冒険者視点)


小さな茶屋には、本日もたくさんのお客様。
皆のお目当てはここの美味しいお団子とお茶、そしてもうひとつ。


「ティナ、こんちわ」
「いらっしゃいまし、今日もお団子でよろしいでしょうか?」
「ん、俺は……」
「承知しておりますよ、3本ですよね?」
控え目な印象だけれど決して暗いわけじゃなく、癒し系のオーラを周囲に振り撒く看板娘のティナ。
今日も清楚な印象の着物と、みつあみを軽く揺らし、客の間を飛ぶように走っては注文を取りまとめていく。
働き者の器量よし、まさに嫁にももって来いで、更には誰もが認める美少女ぶりなのだけれど。
「……おい、抜け駆けは許さないぞ」
「うっせぇ!」


嗚呼、ライバルも、星の数。


    *


(7×6的 7視点)


俺が通りがかった時、メイドのひとりが重そうな荷物を抱えようとしていて。
あまりに頼りないその華奢な背に、自分には滅多にない事だが、声をかけて手伝いまでした。
「ありがとうございます、クラウドさん」
「いや……」
俺の前を歩いて荷物の置き場所へ誘導しつつ、笑顔で礼を言ってきたのはメイドのティナ。


ここだけの話、俺たち警備員の間の一番人気。
「やっぱり可愛いっスよね!」
「ああ、うちのメイドの中じゃ、ピカイチだよ!それに彼女は性格もいいからな」
「だよなあ、俺も大賛成!やっぱりあの笑顔は最高だよ」
皆が口を揃えて褒め称える美貌も、人当たり良く素直で人から好かれる性格も、確かに噂以上。
こうして近くにいる機会を得ることができたのは、幸運だと思いつつ、俺はのんびりと歩いていると。
「何だか、得しちゃいました」
「え?」
急にティナが不可解な台詞を口にしたので、咄嗟に聞き返す。
すると彼女はこちらを見て、少しはにかんだような笑みを見せてから、こう言った。
「クラウドさん、私たちメイドの間で人気あるんですよ。格好いい、って」
「……」
だから、と彼女は続ける。
「皆には悪いですけど、こんな風にお話できるなんて、ラッキーだったな、って。うふふ、すみません」


……さて。
俺はこれから、人気者の彼女を、どう口説けばいいだろうか?


    *


(8×6的 8視点)


(!?)
それは、暑い日の昼下がり。
俺の部屋の掃除をしていたティナが、急にふらりとバランスを崩した。
目の前で崩れ落ちる細い身体を慌てて支え、その普段とは違う服装に眉を顰める。
(誰の趣味だ……)
カオス側の倒錯野郎からなのか、短めのワンピースに白いエプロン、所謂『召使』のいでたち。
仲間の一部の男共が騒いでいたのが耳に五月蝿かったが、確かにこうして見ると、彼女には似合っていて。
(……イカン。俺も相当やられたか)
自分の思考に突っ込みを入れた辺りで、腕に無事収まっていたティナは、ゆっくり目を開けた。
「大丈夫か」
「……スコール」
彼女は現状が理解できなかったのか、数秒間視線を彷徨わせてから、急に目を見開いて。
慌てて立ち上がろうとするので、俺はそれを制する。
「貧血かもしれん、急に立つな。顔色が悪い」
「……ええ……」
ごめんなさい、と少女が呟くのに無言で首を振ってから、その細い身体を抱き上げて、ベッドへ座らせる。
「少し眠っていけ。休養が必要だ」
くるりと背を向け去ろうとすると、不意にくんっ、と上着を引っ張られる感触があって。
感覚の先に視線を向ければ、ティナの小さな手。
「あの、スコール………………」


躊躇いがちに、それでも真剣な表情で、お願いされたのは。
『スコールのふかふかで、お昼寝してみてもいい?』という大変に意外な要求で。
正直戸惑ったけれど、でもあんな迷子の子供のような瞳でお願いされて、断れるわけもなく。
ただ、その柔らかい重みを受け止めている事実に、不思議と心が温かくなる。
(……俺も寝るか……)
もう少し、少女を眠らせておいてあげたいから。
俺は心の中だけで彼女に「おやすみ」と呼びかけると、目を閉じた。


見た夢は、花の中で少女が笑う、甘い夢。


    *


(9×6的 6視点)


「少し我慢して下さいな、ジタンさん」
「了解、勿論ですよレディ!」
「うふふ、ジタンさんったら、私はレディじゃありませんよ」
お客様のおひとりである、人気俳優のジタン様は、フェミニスト。
私を含めたメイドのひとりひとりにだって『レディ』と呼びかけ、淑女のように扱って下さる。
更に「俺に様付けはよしてくれよな、麗しのレディ?」とおどけたりする、気さくな一面もお持ちで。
(本当に、お優しくて気遣いの細やかな方ね)
皆が彼の容姿より、その優しい心遣いを噂しているのが、よく理解できる。
そんな彼の身支度をお手伝いしていた時、発見した髪の縺れ。
「まあ、ジタンさん、髪が縺れていらっしゃいますね。今縺れを解きますから、動かないでいただけます?」
「え!?……うん、頼むよ、レディ」
一瞬彼は驚かれて、それでも笑顔で頷いて下さったので、私は早速櫛やら何やらを準備して。
長い髪を指で解してから、丁寧に櫛を入れ始めた。


さらさらと音を立てて流れる黄金の波は、縺れを丁寧に解くとするりと指をすり抜けていく。
「とても見事な金髪ですわね、羨ましいぐらいですわ」
「そうかい?ありがとう、レディ。でも君の髪のほうが綺麗だよ」
「本当にジタンさんはお上手ですね、皆が噂しておりますよ、とても素敵な方だって」
俳優さんという職業柄のせいか、本当に色々な褒め言葉をご存知で、惜しみなく披露して下さるのが嬉しくて。
私は丁寧に時間をかけて、彼の髪を梳かしてから、いつものようにひとつに結った。
「はい、お待たせしました!綺麗に出来上がりましたよ、ジタンさん」
「ありがとう、レディ。助かったよ」
「いいえ、これもお仕事ですから。では失礼致しますね」
私は彼の優雅な礼に、ぴょこんとお礼を返すと、ゆっくりと部屋から立ち去った。

 


「……あのレディは、本当に褒め言葉が通じないよなあ。落とすのは厄介だぜ」
鏡に映ったご自分の髪を撫でつつ、ジタンさんがそんな事を呟いていたのは、私には聞こえないまま。


    *


(10×6的 6視点)


「ティナぁー!」
「きゃ!?」
はたきを持った私の背中に急に抱きついてきたのは、このお家のお坊ちゃま。


「ティーダ様、いけませんよ、今掃除をしているんですから。埃を吸わないように離れて下さいませ」
「えぇー?つれないっスねぇ、ティナは」
やんわりとご注意申し上げると、お坊ちゃまは途端にしゅんと項垂れて、まるで叱られた子犬みたいで。
思わず笑みが零れそうになるのを、何とか堪える。
「この部屋が終わるまで、お待ち下さいませね。そうしたら、おやつの時間にいたしますから」
「マジ!よっし、わかったっス。ね、ティナ、ここのソファなら座っててもいいっスよね?」
「ええ、勿論です」
おやつ、の言葉でご気分が上昇なさったのか、お坊ちゃまは近くのソファへ腰掛けて。
わくわくしながらこちらを熱っぽい視線で見つめて、大人しく『待ち』の姿勢。
(……子犬の『待て』みたい、ね)
とてもお坊ちゃまには申し上げられない、不埒な考えを抱きつつ、私は掃除を再開した。


お坊ちゃまが、本日のケーキに歓声をお上げになるまで、あと10分。

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◆ 素敵なイラストからの妄想。その2
どもっ、またまた読みに来たティファです。
私は5X6の話が面白かったです。

いきなりティナを持ち上げる所で真っ赤になりました。
お熱いですね、2人共。

引き続き 更新頑張って下さい。
ティファ・ロックハート 2009/06/19(Fri)17:21:51 編集
コメントありがとうございました
5×6、確かにラブ度が一番高めかもしれません。
全ては素敵なイラストを拝見したからですが(笑)
頼りがいのあるバッツと戸惑うティナ、何かいいですよね。
そろそろエンジンを低速運行に切り替える予定ですが、マイペースで更新させていただきたいと思います。
お気が向かれたら、またお越しくださいませ。
シスターM  【2009/06/19 22:21】
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自己紹介:
とうとう40代になった専業主婦。
二次創作歴はオンラインで10年程度。たまに好きジャンルのアンソロ本に寄稿させていただいてました。
此度はソフト未購入なのにムービーと素敵サイト様の作品によって墜落→6キャラ総愛され→本編6カップリングプラス、とブログがおかしな進化中。結局ハード込みでソフトお買い上げ(笑)自プレイはチュートリアルで既に断念気味。
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