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勢いだけでとりあえず開設した二次創作保管庫です。「二次創作」をご存知ない・嫌悪を覚える方は閲覧をご遠慮ください。DDFF及びFF6にて魔導の少女を溺愛する駄文を羅列いたします。
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2024/03/29 (Fri) 15:29
Posted by シスターM
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気が付けば拙宅でかなり推しCPとなってしまった86的小噺。
今回捻った小噺群の中でも、もっとも糖度は高いです。しかもシチュが大人向けです(爆)。
ただしそこは管理人の残念クオリティ、描写は一切ございませんので大丈夫かと。
シリーズ的な現代パラレルに含めても大丈夫な感じですが、一応別モノ扱いで。

※現代パラレル的な要素がありますので、苦手なお客様は閲覧をご遠慮願います。

(……ん、)

不意に覚醒する意識。
目を開ければ、見慣れた自宅の寝室の天井。
自分を包み込む温もりと、馴染んだフレグランスの残り香。
緩やかな拘束の中身を捩れば、目を閉じて静かに寝息を立てているひとの、穏やかな寝顔。

(眠っていても、綺麗)

北国の海のような厳しさと、強さを持つ瞳は、瞼に隠されているけれど。
自分の傍で安らいでくれている幸せを、強く感じて。

(おやすみなさい、スコール)

心持ち距離を詰めて、目を閉じた。


   *


(……眠ったようだ、な)

そっと目を開け、己に寄り添って眠る恋人の寝顔を眺め。
いつでも自分を魅了してやまない彼女を、独占できる幸福感を味わってから、ベッドサイドへ手を伸ばす。
(あった)
上着のポケットに忍ばせていた小箱を、そっと開けて。
取り出した小さなリングを、彼女の指へ嵌める。

(サイズもぴったりだ、良かった)

二色の石が嵌め込まれたファッションリングは、学生の身分ながらバイトを頑張った成果。
彼女の瞳と自分の瞳の色を並べたのは、独占欲の表れだという自覚はある。
(これは、予約のつもりだ)
将来をともに歩みたい、そう願う己の想いの結晶に、唇を押し付けて。
彼女を抱き寄せ、目を閉じた。

(気づいてくれよ、ティナ)

夢の中へ旅立つまで、願う。

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プロフィール
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シスターM
性別:
女性
自己紹介:
とうとう40代になった専業主婦。
二次創作歴はオンラインで10年程度。たまに好きジャンルのアンソロ本に寄稿させていただいてました。
此度はソフト未購入なのにムービーと素敵サイト様の作品によって墜落→6キャラ総愛され→本編6カップリングプラス、とブログがおかしな進化中。結局ハード込みでソフトお買い上げ(笑)自プレイはチュートリアルで既に断念気味。
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