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勢いだけでとりあえず開設した二次創作保管庫です。「二次創作」をご存知ない・嫌悪を覚える方は閲覧をご遠慮ください。DDFF及びFF6にて魔導の少女を溺愛する駄文を羅列いたします。
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2024/04/23 (Tue) 23:27
Posted by シスターM
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酸性キャンディー様から拝借したお題、3つ目です。
私は少年をやたら悲しませたり泣かせてる気がしますが…だ、大丈夫かな。
中に捏造設定ありますが、どうぞスルーしてやって下さいませ。

3.不安と焦燥


星も見えない、こんな夜。
貴女はなぜか、どこかが不安定な気がして。
必死に抱き締めて、自分に縛り付けていたくなる。


   *


「……あの、ルーネス?どうしたの?」
「何でもないよ、ティナ」
「そう?でも……」

首を傾げるティナの指摘は、尤もで。
野営用のテントの中で、今僕はティナと同じ毛布の中、彼女に抱きついている状態。
2人で行動してるからこそ、誰にも何も言われる事なくできる行動。

だって、不安なんだ。
『案ずるな、無は優しい』と、あいつはティナに、そう言った。

暗闇の雲。
闇。
今夜の空のような、闇。

ティナは以前、あいつに操られていた事がある。
最初は覚えてなかったけど、後から思い出した時、ぽつりと言った。
「あのひとは、私と似ている」って。
暗闇の雲が持つ無の力と、ティナが生まれ持つ魔導の力とが、近いって。

あいつのような、暗闇の夜は、イヤだ。
ティナがいなくなっちゃいそうで、イヤだ。

僕は、自分の持てる全ての力を込めて。
誰よりも大好きなひとに、必死でしがみついた。
「怖い夢でも見たの?大丈夫よ、私はここにいるから」
見当違いの事を言っていたけれど、ティナは穏やかに告げて、そっと頭を撫でてくれて。
僕は、泣きたくなった。


   *


お願い、貴女はここにいて。
僕を、置いていかないで。






【配布元 酸性キャンディー様】

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シスターM
性別:
女性
自己紹介:
とうとう40代になった専業主婦。
二次創作歴はオンラインで10年程度。たまに好きジャンルのアンソロ本に寄稿させていただいてました。
此度はソフト未購入なのにムービーと素敵サイト様の作品によって墜落→6キャラ総愛され→本編6カップリングプラス、とブログがおかしな進化中。結局ハード込みでソフトお買い上げ(笑)自プレイはチュートリアルで既に断念気味。
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