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勢いだけでとりあえず開設した二次創作保管庫です。「二次創作」をご存知ない・嫌悪を覚える方は閲覧をご遠慮ください。DDFF及びFF6にて魔導の少女を溺愛する駄文を羅列いたします。
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2024/04/26 (Fri) 19:14
Posted by シスターM
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ご、ご無沙汰しててすみません、管理人です…。

実は今週というか昨日から夫も夏休みに突入してまして、家を空けて出かけてます。
今日もこれから(寝て起きてから)ゴルフ観戦ツアーです(爆)
…そうです、書く暇が全くない!

まあ幸い、31日は夫と息子がキャンプに出かけてくれるので、私ひとりでお留守番。
イコール「書く暇たくさん!」なんですよー。
クラティナメイツとか来月の拍手とか、溜まってるものに目処つけてやるぞ、と。
ふふふふ。
でも、別ジャンルの文も書きたいんですよねぇ。時間あるといいな。

で。
明日早起きであるのをシカトして、パラレル駄文アップです。
ただし全然ラブくないです、まだまだ×じゃなくて+です。時間思いっきり戻しました。
その辺りをご了承いただけるお客様のみ、ご覧いただければ幸いです。

とかく芸能人といわれる人たちは、規則正しい生活なんて難しいらしく。
いつ家にいるのかいないのか、そんな事もわからない程。
……だから、こんな時。
手助けしたいと思うのは、人として当然なんだろうって、思うけど。

 

『ありがちエピソード』

 

毎朝6時30分、起床。
アラームが鳴り出すとほぼ同時に、意識が覚醒するのは昔から。
我ながら、寝起きの良さだけは凄いと思う。
(……さて、と)
思い切り伸びをしてから、もそもそ着替えて顔も洗って。
髪はいつものポニーテールで、これが一番しっくり馴染む。
今朝の食事は昨日の残りで何とかして、お弁当にもしっかり流用。
で、今日は生ゴミと可燃ゴミの日、だから。
(この日を逃がしちゃうと大変なのよね)
うっかり生ゴミを出し忘れでもした場合、後の事が恐ろしすぎる。
特に今は冬じゃなく、暑い夏、だから。
「お父さん、お母さん、行ってきます」
習慣となっている、写真への挨拶を済ませてから。
私は左手にゴミ袋2つ、肩から愛用のトートを提げて、家の扉を戸締りした。

「……あ」

(!?)
背後から届いた声に慌てて振り返り、声の主を認めて安堵する。
つい先日、私の家の隣にお引越ししてきたクラウド=ストライフさん。
男の人に対して失礼なのかもしれないけど、とても綺麗な人。
「ストライフさん、おはようございます。あの……今、お帰りなんですか?」
「ああ……まあ」
シンプルなサマージャケットにデニムの、ラフな姿だったけれど。
素敵に見えてしまうのは、やはり有名人だからなのかと思ってしまう。
どこか気だるい雰囲気の彼は、表情にも疲労の色が濃くて。
徹夜でお仕事でもしてたのだろうか、なんて余計な想像をしてしまう。
「遅くまでお疲れ様でした、お帰りなさい」
「……ありがとう」
ありきたりな労いの言葉だったのに、表情を緩めてくれたのは。
本当に優しい人なんだろうな、と思う。

「お疲れのところすみません、お引止めしちゃって。じゃ、これで」
私は軽く会釈して、エレベーターへと小走りに去ろうとする。
と、不意に。
「あ、あの」
「え?」
「……それ、今出しに行くのか」
クラウドさんが指で示していたのは、私の左手。
不安げなその様子に、思い当たる節はただひとつで。
「あ、もしかしてストライフさん、こちらにお引越ししてきてから」
ゴミ溜まってらしたりしますか?と、失礼を承知で訊ねてみれば。
無言で目を伏せてから、でもしっかりと頷いた。
「指定の袋ってお持ちなんですか?今日は可燃ゴミと生ゴミの日ですけど」
「……イヤ、切らしてる」
あまり表情は変わっていなかったけれど、きっと困っているのだろう。
「あの、ちょっと待ってて下さいね!」
私は彼の返答も待たず自宅へリターン、買い置きしてた予備の袋を抱えて戻る。
「これで足りますか?」
「え……」
「今日はとりあえず、これで何とかしましょう!」
さあ早く!と、困惑の色を浮かべた彼を強引に急き立てた。

クラウドさんの家のゴミは、我が家のと纏めても大丈夫な程少量で。
お忙しいならお料理なんてしないのかな、なんて考えつつゴミ出しを済ませる。
「……その、ありがとう。助かった」
どこか照れ臭そうな表情で、でも安堵したらしいその表情が素敵で。
私も自然に笑顔になって、首を振った。
「いいえ、どう致しまして。じゃ私、これで失礼します」
ゆっくりお休みして下さいね、と言い添えてから慌てて駆け出す。
彼には絶対言えないが、ゴミ出しで時間を消耗してしまった私としては。
電車の時間がいつもとずれてしまった事も、結構問題なわけで。
(……でも仕方ないわよね、人助けだし)
そう自分へと言い聞かせ、納得する。
別に相手が芸能人だからだとか、そんなんじゃない。
確かに素敵な人だけど、お話してみたいなって思ったこともあるけれど。
何よりも、あの素敵な歌を作ってくれたお礼を言いたいけれど。
(まずはご近所付き合いよ、そして私は人として当然の事をしただけだわ!)
私はもう一度自分に言い聞かせると、半ば無意識に握り拳をぎゅっと固め。
それから目差す駅の入口に向かい、ダッシュのスピードを上げた。


   *


そう、だから。
『助かった』って言ってくれたときの、クラウドさんのはにかんだ表情が。

とっても、可愛らしく思えてしまった、なんて。

誰にも、言わない。

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◆ ありがちエピソード
クラウドったら…。
照れてる彼も素敵です、このままくっついて欲しいと考えています。
頑張って下さい!
ティファ・ロックハート 2009/07/30(Thu)17:16:32 編集
コメントありがとうございました
二十代の男女とは思えないエピソードですが、ご容赦を。
次からクラウドに動いてもらい…たいです。
頑張ってみます。
シスターM  【2009/07/31 19:27】
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シスターM
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女性
自己紹介:
とうとう40代になった専業主婦。
二次創作歴はオンラインで10年程度。たまに好きジャンルのアンソロ本に寄稿させていただいてました。
此度はソフト未購入なのにムービーと素敵サイト様の作品によって墜落→6キャラ総愛され→本編6カップリングプラス、とブログがおかしな進化中。結局ハード込みでソフトお買い上げ(笑)自プレイはチュートリアルで既に断念気味。
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