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勢いだけでとりあえず開設した二次創作保管庫です。「二次創作」をご存知ない・嫌悪を覚える方は閲覧をご遠慮ください。DDFF及びFF6にて魔導の少女を溺愛する駄文を羅列いたします。
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2024/04/20 (Sat) 06:37
Posted by シスターM
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拍手お礼文リサイクル、続いてます(苦笑)
ロックの場合は、もし現代にいたら間違いなく考古学者見習い!と勝手に憶測。
成績抜群じゃないけれど、理論よりも実践派というか、発掘のために体力づくりしてそうです。
実際そんな男の人が彼だと、女性が苦労するのかも(汗)

博物館(museum)

普段は賑やかな人だってイメージがあるけれど、こんな時の彼はとても真剣で。
その横顔は、やはりひとりの研究者。


   *


ロックが大学で専攻している博物学の特別展。
チケットを偶然入手したので、彼に声をかけてみると、速攻でOKの返答。
見た目の華美な装飾品だけではなく、その時代の生活用品まで、広い分野の展示物が所狭しと陳列されて。
そのひとつひとつを、彼は丁寧に私へ解説してくれた。
「ロック、これは?」
「ああ、それはね……」
専門的な用語の羅列ではなく、初心者にもよくわかる説明は、さすがだと感心しつつ。
私は全ての展示物を、じっくりと観賞する。
そんな彼が、歩みを止めたのは、ひとつのガラスケースの前。
「ロック?」
「ああ、ごめん。ちょっと待って」
彼の視線が熱心に注がれているのは、小さなケースに鎮座していた装飾品らしきもの。
翡翠だろうか、緑の石が嵌め込まれたその細い鎖は、精巧な細工なのだろうと思われた。
「綺麗な色ね」
「だろ?俺もそう思うよ。こんなに綺麗な形を保ったまま発見されるのは、稀なんだ」
私の言葉にロックは頷き、なおも熱い視線を注ぐ。
「ロックもこんな綺麗なものを、発掘するのね」
「できればね。俺はまだまだ、発掘に参加できる程のもんじゃないからな」
「大丈夫。ロックならできるわ」
根拠はないけれど、私は何故かそう確信して、彼に告げた。
すると、ロックは私を見て目を丸くしてから微笑んだ。
「……不思議だな。ティナがそう言ってくれると、本当にできそうな気がするよ」

そして一年後、彼は本当に、遺跡の発掘に参加するため旅立った。
『君と一緒に見たような、凄い発見をするからな!期待してろよ!』
現地から送信された彼らしいメールの文面に、私は笑みが零れた。

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シスターM
性別:
女性
自己紹介:
とうとう40代になった専業主婦。
二次創作歴はオンラインで10年程度。たまに好きジャンルのアンソロ本に寄稿させていただいてました。
此度はソフト未購入なのにムービーと素敵サイト様の作品によって墜落→6キャラ総愛され→本編6カップリングプラス、とブログがおかしな進化中。結局ハード込みでソフトお買い上げ(笑)自プレイはチュートリアルで既に断念気味。
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