◆カテゴリ変更により偏食を思い知る。

こんばんは、管理人です。
先程カップリングに合わせてSSのカテゴリを変更してみたのですが…。
やはり元々イチオシしていたのが大きいのでしょう、笑える程の７×６率（爆）
こりゃちょっと他のも書かないとなあ、と反省してます。
他のティナ愛されご希望のお客様、本当に申し訳ありません！
しばらく７×６以外を頑張ろうと思います。
あ、でもホワイトデーの７×６は書かせていただきたいので、どうぞご容赦を。

毎日たくさんのお客様にお越しいただけて、本当に嬉しいです。
また拍手もありがとうございます！

3/10 0:02  拍手送信された方
初めまして、ご訪問＆初コメントありがとうございました！とても丁寧なコメント、大歓迎です！
旅人カップリング少なくて申し訳ありません（汗）ちょっと頑張りますー！


3/10 1:17 アリタ様
わざわざお越しくださってありがとうございます！こちらこそお世話になりました。
そして拙宅の勇者をお褒めいただき、ものっ凄く恥ずかしいです。
愛だけでこれからも頑張ります（笑）またお伺いしますね！


拍手のみの皆様も含め、本当にありがとうございました！

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◆紅─あか─ （７×６的、６視点）

当初は７×６的駄文ブログとしてスタートしました拙宅ですが、本当に７×６だらけ（爆）
他のカップリングをお求めの方、申し訳ありません。
……と申し上げつつもまた７×６……

お読みいただく前に、注意点を。
少女の設定に関しては、管理人の捏造に基づくものであり、公式その他とは無関係です。
更に、無駄に長いですが、その点も含めご了承願います。

紅い記憶は、どこか曖昧なままに。
いつも、私を苦しめる。

きっと、世界の終わりの時まで。

　　　＊

新月の夜だから特別明るいわけじゃないのに、目が冴えて眠れない。
（……ダメね。私、また……）
溜息をひとつ零して、そうっと寝床から抜け出す。
見張りをしている誰かに気を遣わせないよう、そっと離れて。
満天の星が輝く様を眺めつつ、ちょうど見つけた大きな岩に腰掛ける。
時折吹く風に髪を弄ばれるのが、不思議と心地良い。
「ティナ」
唐突に呼ばれて振り返れば、腕を組み眉を顰めているクラウドと目が合った。
「クラウド。どうして気付いたの」
私の問いかけに、彼は肩を竦めて「たまたま見かけた」と答えたうえで。
「全くあんたは懲りない女だな。単独行動は避けろ、前にもそう言った筈だ」
「……ごめんなさい。何だか、眠れなくて」
溜息混じりの憮然とした声に怒りを感じ取り、素直に謝ると。
ゆっくり歩み寄って来た彼は、不意に私を抱き上げて、同じ場所へ腰を下ろした。
「！」
気が動転してしまった私は、慌てて彼の服へとしがみ付く。
そんな私の態度がおかしかったのか、彼はほんの少しだけ笑った。
「驚いたか？悪かった。だが、あんたは浮遊の呪文だって使えるだろう」
「だって、突然だったから。でも凄いわ、人ひとりを楽に抱え上げられるなんて」
「俺の得物が得物だし、それなりに鍛えてはいる。何よりあんたは軽いからな」
クラウドは事もなげに言って、付け足した。
「言わせてもらうが、むしろあんたが兵士だったという方が脅威的だな」

『兵士』。
その言葉は、私の頭の中をぐるぐると廻る。
確かに、私は。
……いいえ、私は。

「正確には、違うわ」
「ティナ？」
怪訝そうになったクラウドに、私は微笑した。
「本当は兵士じゃなくて、兵器。帝国の最重要機密にして、脅威の象徴。それが私」
「……兵器……」
クラウドが発した言葉に、頷く。
「体術も剣術も、一通り訓練は受けたわ。でも、白兵戦より魔導アーマーへ搭乗しての任務が圧倒的に多かった」
「魔導、アーマー？」
「私たちの世界の兵器。魔導の力がなくとも操作はできるけど、全ての性能を引き出せたのは、私だけ」
そう、ぼんやりと、でも間違いなく思い出した光景。
ガストラが許可した時だけ、ケフカに格納庫まで連れて行かれて。
冷たい機械に抱かれて、たくさん壊して、たくさん殺した。
アーマーの上から見下ろす世界は、炎と煙を放つ瓦礫の山と、死体の山。
あの惨状を生み出したのは、私。
「……、おい、ティナ」
「！？」
がくがくと身体を揺す振られ、覚醒すると、クラウドの真剣な表情と硬い声。
「どうしたの」
「それは俺の台詞だ。あんた、震えてる」
「え……」
彼に指摘されて、初めて気付いた自分の身体の震えに、戸惑う。
どうしてだろう。
ただ、思い出してしまった、それだけなのに。

急にクラウドが、震えるままの私をぎゅうっと抱き締めて。
自然に、彼の肩口に顔を埋める格好になった。
（クラウドの、心臓の、音……）
肌を通して伝わって来る心音が、心地良く感じられて、目を閉じる。
悪夢のような紅い記憶は、ゆっくりと沈んでいく。
そう、だってここは、帝国じゃなくて。
「……落ち着いたか」
クラウドの囁く声に、初めて自分の震えが治まったことを理解した。
目を開けて顔を上げると、至近距離でクラウドと目が合う。
実験の結果だと彼が言っていた、不思議な青い色の瞳が、私を射るように見つめていた。
「以前のような力の暴走ではなさそうだが、大丈夫か」
「ええ、多分。ごめんなさい、私、戻るわ」
私は両手を彼の胸に当て、立ち上がろうとしたけれど、クラウドはそれを許さない。
更に強く力を込めて、私をきつく抱き締めた。
「クラウド？」
「あんたはまた１人で抱え込もうとするのか？」
私の背に回した腕の力を強め、彼は続ける。
「抱え込むのが辛い程の記憶なら、話せ。俺は信用できないか」
「…………いいえ、違う。あなたは、仲間」
「なら、話せ」
命令するかのような強い口調は、迷う私の背中を押すためで。
どこまでもさり気なく優しい彼に、甘えてしまう自分が口惜しい。
「……話すわ」

記憶のままに話し終えると、クラウドは静かに目を伏せてから私をじっと見つめる。
私は胸が苦しくなって、無理矢理視線を逸らした。
すると、彼の手が私の頬をそうっと包み込み、彼の方に向くよう促して。
「ティナ」
静かに話すクラウドの口調は、どこまでも穏やか。
「あんたの記憶の中にあった過去は、あんたの意思によるものじゃないんだろう？ならば、あまり気に病むな」
「……できないわ」
「どうして」
詰るような鋭さはなく、穏やかに問いかける言葉の優しさが、苦しい。
私の視界がぼやけ、声が掠れる。
「あれは、間違いなく私。だから、忘れちゃ、駄目」
「ティナ……」
「だって、たくさん壊して、たくさん、殺した。私の手、もう、ずっと紅いまま」
ああ、止まらない、言葉も涙も。
止めなきゃいけないのに、ぽろぽろぽろぽろ、零れ落ちてく。
「ティナ、もうよせ」
「みんなに、謝らなきゃ。ずっと、謝らなきゃ。たくさん、死んじゃったのに、私、生き、て」
「もういい、ティナ！」
クラウドが低く鋭く、一声叫んで。

次の瞬間。
クラウドの薄い唇が、私のそれに重なった。

 

長い時間に感じられたけれど、本当は刹那の間だったのかもしれない。
クラウドはゆっくりと私から唇を離し、今度は目元に唇を落として、溢れたままの涙を吸い取った。
私は何が起こったのかも理解できないまま、半ば放心状態で、されるがままになっていて。
そんな私をどう思ったのか、クラウドは私に視線を合わせたまま、微笑む。
「すまなかったな」
「……いいえ。それよりも、私こそごめんなさい、取り乱してしまって」
「問題ない。そんな事より、嫌じゃなかったのか？あんた」
「？いいえ、何も……」
私は静かに首を振り、そっと視線を外してから、さっき触れられたばかりの唇に指で触れる。
そこにはもう、先程の温もりの名残りはなくて。
でも、確かに今のは。
（………………!!）
現在の状況を遅まきながら把握すると、全身から湯気が上がるんじゃないかと思うぐらい肌が上気して。
私はどうすればいいのかわからず、思わずクラウドに視線を戻す。
すると、彼は先程と同じ微笑で、そっと頬に触れてから。
「……な」
私の耳に届かぬぐらい小さな声で、呟いた。
「今、何て」
思わず聞き返すと、彼は当惑気味に視線を彷徨わせてから、笑みを深めて。
耳元に口付けるかのように、唇を寄せてから、教えてくれた。

『最高機密と謳われたなんて信じられない程、あんたは初心で可愛いな』

　　　＊

私の頬が更に上気したのは、彼と私だけの秘密にしておくつもり。

苦しくて、悲しくて、紅い記憶は大嫌いだけど。
今の私が持つ紅は、嫌いじゃない気が、する。

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◆ご訪問感謝＆お詫びを込めて。

…やれやれ、と。
漸く家事がひと段落で、いただいた拍手へのレスもできるというものです。
お心当たりのある方は「拍手コメントレス」をご覧いただきたく思います。
勿論拍手のみの皆様も、本当にありがとうございます。励みになります！

ところで、拙宅現在カウンタ10000でキリ番設定をひっそりと行っていたのですが。
諸般の事情により、こちら中止いたします。
リアル引越しの可能性が濃厚になってきまして（汗）＜夫の転勤
曖昧な言動だった夫から「そのつもりで話した」と言われて焦った焦った。
そろそろ頑張って部屋片づけないと…。
なお、当面更新停止は予定しておりません。
と申しますか、リアル引越しが確定次第、ちょっと更新停止も視野に入れようと考えております。
その際は、ご容赦を。

3/9 12:40 Elde様
初めまして、ご訪問ありがとうございます！アップして間もなくご反応を頂戴できて、嬉しかったです。
ティナ愛されとは趣旨がちょっと変わってしまった文章だったのですが、オニオンに共感していただけたなら幸いです。本当にありがとうございました、是非またお越し下さいませ。


3/9 19:47 観月様
お疲れ様でした！そして素敵なお知らせありがとうございましたー！
ただ今幸せに浸らせていただいております（笑）ロクティナも頑張ります！


皆様、どうもありがとうございました。

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◆『あなたへ。』（2009年2月 その２）

先程拍手お礼文を入れ換えました。
現在掲載しているのは、モモサキサトル様のサイト「Heaven's」様から拝借した「風邪ひきで10のお題」です。
順番としては３→１→８→６（冒険家）→２→５→４→９→10→７です。
どうしてもラブ度に差が出てしまうのは、管理人の至らなさということで、ご容赦を。

で、前回アップしていた短文は、中途半端に短いのですが、一応１作ずつ全部アップしました。
お読みになっていた方は、読み直す必要はないかと（苦笑）

（少女から勇者へ）

あなたは、誰よりも前に進む。

誰よりも厳しいひとだと、思われるけれど。
本当は、誰よりも優しくて。
本当は、誰よりも温かい。

だから誰かを苦しめないように、あなたは自分が前に立つ。

 

だから私は、あなたの後ろに立って。
あなたの心を、支えます。

光を背負う決意をした、あなたを。


　＊＊＊＊＊


（少女から義士へ）

「花は好き？」

優しく笑うあなたの笑顔が、花のよう。

 

あなたが優しくしてくれるから、きっと花は綺麗に咲くの。
あなたが笑ってくれるから、きっと花も綺麗に散るの。
あなたがとっても、大好きだから。

 

「……あのね」

花は好き。
だって、あなたが好きなものだから。

だけど、私が好きなのは……。


　＊＊＊＊＊


（少女から少年へ）

私を何より、安心させてくれる言葉。

「僕が守るよ」

私を何より、勇気づけてくれる言葉。

 

ねえ、あなたは？
あなたには、大切な言葉は、あるの？

今度はそれを、私に教えて。

少しでも、あなたを助けてあげられるように。


　＊＊＊＊＊


（少女から騎士へ）

綺麗なひとが、いました。
太陽のシャワーじゃなくて、月のヴェールのような。

綺麗なひとは、言いました。
「僕は臆病なんだ」と。

 

自分が弱い、と言えるひとの事を。
私は、強いと思います。

その強さ、教えて下さい。


　＊＊＊＊＊


（少女から旅人へ）

風は、自由で。
包み込み。
後を押し。
かき乱し。
奪い去る。

あなたは、風だから。

 

私の『心』、返して。


　＊＊＊＊＊


（Ⅵ　少女から冒険者へ）

青空。
空を映す泉。

貴方の色が、たくさん。

 

どんなに離れていたとしても、私は貴方を忘れたりしない。
だって、貴方は私の道標。

進む道を照らしてくれた、貴方の笑顔が。
今も、私を包んでくれる。

 

だから今日も、私は笑顔になれる。


　＊＊＊＊＊


（少女から兵士へ）

あなたも私も、時を他者に奪われていた。
それはもう、戻らない。

でも、これからは、奪わせない。

 

あなたも私も、強くなろう。

大事なものを、守れるように。


　＊＊＊＊＊


（少女から獅子へ）

瞳が、語る。

『大丈夫か』と。
『気をつけろ』と。

だから。
私は、笑う。

 

「ありがとう」
「……別に」

素っ気無い言葉だけれど。
瞳は、笑っていた。


　＊＊＊＊＊


（少女から盗賊へ）

人より大きな力は、キライ。
人を傷つけ、自分を傷つけるから。

そう言ったら、あなたは。
「大丈夫」
笑ってくれたの。

「ティナは、大丈夫」

 

……そうね。
あなたがいてくれるなら、絶対。


　＊＊＊＊＊


（少女から夢想へ）

きらり、と輝いて。
ふわり、と舞い降りた。

何て、綺麗なひとだろう、って。

 

そう言うと、あなたが笑う。

「綺麗ってのは、ティナの事っスよ！」

こっちが恥ずかしくなるぐらい、さらっと。

 

綺麗なひとの言葉は、とても嬉しくて。
同じぐらいに、恥ずかしくて。

私は、頬を染めて俯いた。





（掲載期間　2009.02.25～2009.03.08）

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◆素敵サイト様へリンクさせていただきました

土曜日にBLAZE BLADE様（管理人：冬児さま、ジャンルは４の聖騎士×竜騎士及び６とＤＤの少女受）でチャットにてお話させていただきまして。
リンク許可を頂戴して、漸く貼らせていただきました。
長編が大の苦手な私には絶対に無理！なしっかりした文章がとても素敵です。
マナーをお守りのうえ、興味のある方は是非ご訪問下さいませ。
そしてオフラインのご活動も！１５日のHARU COMIC CITY14にもご参加されるそう（詳細はサイト様をご覧下さいませ）で、地方の人間であることが毎度の事ながら悔やまれます（涙）
拙宅をご訪問下さる方の中にも、ご参加される方がいらっしゃる事でしょう。
どうぞ皆様お楽しみ下さいね。

そして。
管理人宅、とうとうＰＳＰ本体とソフト買いました！＜今更かよ
…ええと、息子の誕生日プレゼントっていう大義名分つけました…。
アクション人並に得意な小僧、現在７、４、10の順でシナリオクリア。次は２です。
嗚呼息子産んでおいてよかった、何てちょっとだけ思います（笑）