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連休も漸く終わり、皆様明日に備えて英気を養われている頃でしょうか?
専業主婦な管理人としては、明日漸く自由時間が(爆)<夫方ご親戚とずっと一緒だったので…
ところで。
『アンケで一位』の7×6的創作、大変遅くなってしまいましたが漸く書けました。
今ひとつラブ度不詳なうえ、甘さも微妙かもしれませんが…。
シチュエーションで行けば『決戦前夜』っぽく。
ただどうも、最近繰り返して拝聴してる曲に、影響受けまくってしまいました(爆)
お好きな方を含め、皆様に大変申し訳ない限りです…。
週末には少し散策でもしながら、ネタを捻ってみようと思います。
元の世界での戦いでは、たったひとつ、理があった。
戦いの終結が、そのまま自己の消滅につながる事。
怖かった。
でも、私は前を見た。
世界が壊れるぐらいなら、私が壊れた方が良かった。
だから、最期まで、進んだ。
そして、今の私が持つ、たったひとつの理。
戦いの終結は、それぞれの世界への帰還。
今、私は、終わりが怖い。
『インパクト』
近付く、時の終わり。
少しずつ、少しずつ、でも確実に蝕まれ続けている肉体。
心の中まで蝕まれる前に、消滅の前に、最後の戦いを。
今皆が望み願っている、大きな祈り。
(……でも……)
決して皆には言わないけれど、私の心を侵食する、不安。
(この世界での役目を終えた時……私たちは、一体?)
元の世界へ戻れるのか、否か。
そして、この世界で得た記憶を持ち続けられるのか。
確実なのは、終わりが近付いている事。
そして、違う世界から召還されて出逢った仲間たち、全て。
皆の世界に戻った時は、もう、永遠に逢えなくなる事。
異なる世界から呼ばれた者たち同士で、でも、分かり合えた。
それぞれが、苦しい戦いを経験してきた戦士たちだった。
武器や魔法で他を傷つける事の、重みを知る人たちだった。
共に笑い、泣き、励まし合って進んできた。
私にとっては、元の世界で得た居場所と等しく、大切な日々だった。
忘れたく、なかった。
(……不思議だわ。こんなにも、この世界に執着を覚えるなんて)
戦う事は苦しみで、他を傷つける事が嫌いで。
当初は自らの力に悩み、心ごと震えていたのに。
今はこんなに、ここでの日々が、大事で。
(もうすぐ……)
もうすぐ、全てに終止符を打つ時が来る。
「ここにいたのか」
唐突に耳へ届いた声に、はっとした。
視線を向けると、相変わらずの大剣を背負ったクラウドが、渋い顔で。
「全くあんたは目が離せないな。頼むから、皆の近くでじっとしてろ」
「……ごめんなさい」
彼の『皆の近くにいろ』という忠告を、何度聞かされても守れない私を。
呆れたと身振りで表現しつつも、いつも探しに来てくれる人。
実験のために色が変わった、と渋い表情で教えてくれた、不思議な蒼に染まる瞳が。
今は真剣に、私のために向けられていた。
戦士としては華奢であろうけれど、でも決して脆弱ではなく、無駄なく鍛え上げられた体躯。
大剣を振るうのに相応しい、男性特有の大きな手。
その手が私の頬へと触れ、感触を確かめるように触れてくる。
「何か悩んでいるなら、話してくれ」
「え?」
頬を撫でながら私へ向けた彼の言葉に、首を傾げると。
「俺には理解できない悩みなのかもしれないが、話を聞く事ぐらいは可能だ。ひとりで、抱え込むな」
クラウドは、私の耳元へ顔を近づけて、囁いた。
あたたかい。
彼の言葉も、触れている手も、まなざしが湛える色も。
唇が、震える。
でも。
「……ありがとう……」
私が口にできるのは、感謝の意だけ。
それ以上は、言えない。
もしも不安を口にしたなら、実際にその瞬間が、すぐにも訪れてしまいそうで。
ほんの少しだけでも長く、この場所にいたくて。
だから私は、瞳を閉ざした。
視界がぼんやり歪むのを、じんわり熱を持つのを、感じて。
「ありがとう、クラウド」
目を閉じたままで、私は囁く。
記憶の中だけじゃなく、私の全てで、彼の全てを覚えていたくて。
「……ティナ……」
溜息混じりの彼の声と、引き寄せられる感触と。
背中に回された腕の力と、胸から響く規則正しい鼓動と、彼のにおい。
目を閉じたまま、全身で感じ取ることができる『彼』の存在を。
私の全てに、刻み付けて。
忘れたくない、と。
今一瞬だけ、ほんの少しだけ、時が緩やかに流れて欲しい、と。
言葉には出さずに、願った。
閉じた瞼から溢れた雫が、熱かった。
*
青い瞳を、綺麗だと思った。
ずっと、見ていたいと願った。
それは、私にとって、初めての。
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二次創作歴はオンラインで10年程度。たまに好きジャンルのアンソロ本に寄稿させていただいてました。
此度はソフト未購入なのにムービーと素敵サイト様の作品によって墜落→6キャラ総愛され→本編6カップリングプラス、とブログがおかしな進化中。結局ハード込みでソフトお買い上げ(笑)自プレイはチュートリアルで既に断念気味。