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勢いだけでとりあえず開設した二次創作保管庫です。「二次創作」をご存知ない・嫌悪を覚える方は閲覧をご遠慮ください。DDFF及びFF6にて魔導の少女を溺愛する駄文を羅列いたします。
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2024/11/22 (Fri) 03:14
Posted by シスターM
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モモサキトモル様のHeaven's様から拝借した「風邪ひきで10のお題」の、その2です。
勿論前回拍手お礼のリサイクルでございます(爆)いかんなあ、自分。

2.38.5度

「38.5度もあるわ……。無理、しないで」
「……」
珍しく、怒ったような口調の少女に。
返す言葉は見つからなかった。


   *


戦士たる者にとって、体調管理は基礎の基礎。
なのに不覚を取ってしまったのは、自らの落ち度で。
よりにもよって、仲間たち全員の目の前で意識を飛ばしてしまったのは。
ティナを含めた全員から責められても、何の申し開きもしようがなかった。
「『ウォーリアは、何でも自分で解決しようとするからいけない』って」
クラウドが言ってたの、と愚痴のように訴えつつも。
甲斐甲斐しく私の側にいて、額のタオルを替えてくれるティナ。
「……面目ない」
熱に浮かされた頭の中で、弱々しく謝罪を返すだけだった。

そんな私の様子をどう見て取ったのか、ティナは。
「元気になるまで、私がついてるから」と告げる。
「皆にも言われたの、『ティナがついてるのが、どんな薬よりも一番いい』って」
どうしてかしら?と首を傾げる姿に、苦笑が漏れた。
(確かに……ティナに諌められては、無理もできないからな)
セシル辺りが知恵を回したのか、とぼんやりと思いつつ。
今、このひと時だけは。
ティナに看病されながら、心身を休ませるのも。
悪くない、と思った。


   *


今だけ、休息する事を、自分に許そう。
この少女の傍で。

 

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プロフィール
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シスターM
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女性
自己紹介:
とうとう40代になった専業主婦。
二次創作歴はオンラインで10年程度。たまに好きジャンルのアンソロ本に寄稿させていただいてました。
此度はソフト未購入なのにムービーと素敵サイト様の作品によって墜落→6キャラ総愛され→本編6カップリングプラス、とブログがおかしな進化中。結局ハード込みでソフトお買い上げ(笑)自プレイはチュートリアルで既に断念気味。
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