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勢いだけでとりあえず開設した二次創作保管庫です。「二次創作」をご存知ない・嫌悪を覚える方は閲覧をご遠慮ください。DDFF及びFF6にて魔導の少女を溺愛する駄文を羅列いたします。
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2024/11/22 (Fri) 01:57
Posted by シスターM
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こんにちは、管理人です。
設置してみたアンケートも無事に稼動しているようで何より。
そして投票も集まっているようで何より(笑)
一応来月中旬まで、と銘打ってはみたのですが…。よく考えたらその頃PC使えるか微妙なのね(汗)
ということで、アンケート実施期間を急遽今月22日(日)0時までとさせていただきます。
どうぞご了承くださいませ。

さて、久々?な冒険家さんと少女さん。
一応クリア後捏造設定で、しかも冒険家さんが出てきません(汗)
こんな事もあっていいかな、と思いまして。

例えば、ね。
こんな感じで、過ごしています。

 

『あなたがいない一日は』

 

(ん……)
カーテンの隙間から差し込む朝日と、小鳥のさえずり。
猫みたいに伸びをして、ベッドの上に起き上がる。
白が基調のシンプルな部屋は、今朝とても静か。

だって、あなたはいないから。

ベッドサイドのテーブルの上、目に留まったのは青いバンダナ。
「……おはよう、ロック」
何となく声をかけると、心が少し弾んできて。
私は床に足を下ろし、ふかふかスリッパを履いて、立ち上がった。

今朝はあなたがいないから、茸のオムレツ食べちゃいますね。


   *


ひとり分のお洗濯は、すぐに終わってしまうから。
手持ち無沙汰な時間が嫌で、念を入れてのお掃除タイム。
幸いお天気も上々だから、空気もしっかり入れ換えて。
ついでだから、えいやっ!と気合いを入れて、ベッドマットも干してみた。

「……やっぱり、ちょっと重たいわ……」
普段あなたがいるときは、必死に止められてしまう作業。
だけど知ってる?
しっかりと風に当てられて、お日様の匂いのするマットは、あなたみたいに温かいのよ。
だから、やっぱり頑張っちゃおう。

「ふぅ……」
思わず一息ついてしまったけれど、何となく、達成感。
今日の夜は、きっととても気持ちよく眠れそう。

あなたに抱き締められた気持ちで、きっと素敵な夢を見る。


   *


午後のお茶には、昨日焼いたスコーンと、楽しいお喋り。
空から遊びに来てくれたのは、勿論セッツァー。

「ティナ、また腕を上げたみたいだな。店でも開けそうだぞ」
「まあ、あなたからそんなお世辞を聞けるなんて思わなかった。ありがとう」
きつい顔立ちをしているけれど、本当はとても心優しいお友達。
ロックが家を空ける度、こうして暇を見ては訪ねてくれるのが、とても嬉しい。
「今度はセリスと、あとはサマサの2人が来たがってたからな、連れて来てやるよ」
「ええ、ありがとう」
「あとは……ああ、肝心の『土産』を忘れてたぜ、俺とした事が。ほらよ」
彼がとても大切そうに取り出してくれた封筒を、私は両手で受け取って、抱き締める。
「……やっぱり、あいつにゃ勿体ねえな、お前さんは」
セッツァーが苦笑いしてたのが、不思議だった。

ふわり、空に舞い上がるファルコンの機体は、きらきらと輝いてとても綺麗。
あの子には、空が似合うのね。
今はもう飛べない世界だけれど、私も青い空は大好き。
だって、ロックの色だから。

(……元気かな?)

あなたの笑顔、記憶の中で辿ってみました。


   *


ひとり分の夕食の後、読み返すのは、セッツァーが持って来てくれた『お土産』。
チョコボの定期便も来るようになったけれど、やっぱりモブリズは遠いから、と彼に託されたお手紙。

『ティナ、元気か?俺は今、思ったより難解な古代文字の解読に頭を痛めてます』
決して達筆ではないけれど、とても読みやすいロックの文字は、トレジャーハンティングの楽しさを伝えてくれて。
私にいつも、笑顔を運んでくれるから、大好き。
『毎日大人しくしてる?重い物、例えばマットレスなんて運んだり、してないだろうな?』
……読まれてるのかしら、私。
『無理しちゃ駄目だからな!絶対に!』
アンダーラインまで引いて、余程強調したかったのだろう。
彼らしい思い付きに、笑みが零れる。

『来月頭には、絶対に帰ります。ティナ、絶対待っててくれよ!』

「わかってるわ、ロック。私、待ってるもの」
表情が自然に緩んでしまうのは、人として当然だと、前に誰かが教えてくれた。
嬉しい事を素直に表すのは、悪い事ではないから、と。
だから私も、愛用の便箋を取り出して、今の気持ちをしたためる。

『私、待ってます。
 だから、お仕事頑張って。

 ロック、大好き。』

封をしてから、もう一度。
大好きよ、と囁いてから、封筒に軽くキスをした。


   *


あなたがいても、いなくても。
やっぱり私の一日は、あなたと一緒に廻ってる。

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HN:
シスターM
性別:
女性
自己紹介:
とうとう40代になった専業主婦。
二次創作歴はオンラインで10年程度。たまに好きジャンルのアンソロ本に寄稿させていただいてました。
此度はソフト未購入なのにムービーと素敵サイト様の作品によって墜落→6キャラ総愛され→本編6カップリングプラス、とブログがおかしな進化中。結局ハード込みでソフトお買い上げ(笑)自プレイはチュートリアルで既に断念気味。
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