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9本編未ぷれいにつき、あまり上手な表現ができないのが痛いです。
ファンの方々には、ご迷惑をおかけしてます。
捏造設定の嵐なんだろうな、と感じつつ、今しばらくご容赦を。
とびっきりのレディには、とびっきりの贈り物を。
*
「ティーナちゃん」
俺が声をかけると、彼女はすぐに振り返ってくれた。
……本当にいつ見ても、信じられないぐらいに綺麗だと思う。
金糸の髪、白磁の肌、薔薇色の頬、蒼玉の瞳、紅玉の唇。
そんじょそこらの芸術品が束になっても叶わない程、整った容姿は、まさに奇跡。
更に声も玉を転がすが如く、体型も女性らしい凹凸で、性格も二重丸とくれば、こりゃもう神様の贈物。
「……ジタン、何か用があったの?」
そんな彼女に尋ねられ、俺は初めて見とれていたことを自覚した。
「あ、悪い悪い!ティナちゃん、あのさ、これ」
「え?」
「大したモンじゃないんだけど、さ。その、できれば一度だけでも、使ってみて欲しいんだ」
慌ててまくし立てると同時に、俺は隠し持っていた小箱を、彼女へ渡した。
「ジタン、なあに?これ」
「開けて見てよ。気に入って貰えるならラッキーなんだけどさ、俺も」
「ええ」
彼女は素直に頷くと、やたら丁寧に箱を開封してくれて、小さく「まあ!」と叫び声。
箱の中に俺が納めてあったのは、蒼石の欠片を重ねて作り上げた、蒼い花のついた髪飾り。
ティナはほうっと感嘆の溜息をつくと、それから目元を緩め、とても綺麗に微笑んでから、尋ねてきた。
「とても綺麗。でも、これ、私がもらってしまって、いいの?」
こちらを見つめて小首を傾げたその様子は、最早犯罪だと言いたい位、年上とは思えない可愛らしさで。
俺は、叫びたくなるような気持ちを抑えつつ「勿論!」と即答。
「だって、せっかくティナちゃんのために作ったんだからさ。是非使ってよ」
「まあ、ジタン、あなたがこれを?凄いわ!どうもありがとう」
今の彼女にとって恐らく精一杯であろう、嬉しそうな微笑を見る事ができたので。
俺は少しだけ優越感に浸って、「どういたしまして」と返した。
それからすぐ、ティナちゃんの金の髪を、俺の作った花がそっと彩って。
どうしたんだ?と尋ねられる度彼女が「内緒」と言ったのは、勿論俺が口止めしたせい。
*
だって、彼女は全員にとって、とびっきりのレディだから。
全部じゃなくて、その一部ぐらいなら、独占したっていいだろう?
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二次創作歴はオンラインで10年程度。たまに好きジャンルのアンソロ本に寄稿させていただいてました。
此度はソフト未購入なのにムービーと素敵サイト様の作品によって墜落→6キャラ総愛され→本編6カップリングプラス、とブログがおかしな進化中。結局ハード込みでソフトお買い上げ(笑)自プレイはチュートリアルで既に断念気味。