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で、ひとつ重大な欠陥がありました。
青竜=リヴァイアサン、とすんなり書き始めてみたのですが…。
GBA版じゃないと出ないんですよ彼は!6だと!
しかも無理矢理追加っぽい感じ(=グラフィックはまんま5のリヴァイアサン)だし。
失敗しました……。
しかし書いたものは書いたので、アップします(爆)。
20 右に添い遂げし青竜(4+5+7)
いと貴き、海の王。
*
「僕の世界では、幻獣の王だったんだ、彼」
セシルが、笑顔で教えてくれた。
「仲間の召喚士を保護してくれたんだよ」
「ほお」
「さすが王様だな」
私の隣、頷くのはバッツ。
「俺の世界では、俺らに襲い掛かろうとしてた雑魚を一掃してから、戦ったなあ」
王様とか、そんな偉い立場じゃなかったけど、と。
彼はどこか誇らしげに、彼との出会いを語った。
「手強い相手だったんだぜ。ま、最後には俺らが勝ったけどな!」
「チームワークの勝利、か」
「まあな」
「仲間を信じて共に戦うのは、とても大事だよね」
セシルの言葉は、俺たち全員にとって当然の事だけれども。
改めて口にすると、どこか面映いような、でも確かな事。
「クラウドの世界では、どんな感じだったんだ?」
「ああ、ある地方を守る水神、として崇められていた」
「へーすげえ!やっぱそれなりの風格つーか、敬われる何かがあるんだなー」
「みたいだね」
「……だな」
そんな、神のように気高い存在を。
自らの力に変えて、戦う事。
尊い力を使役する事の、責任の重さを、今更ながら痛感する。
「どうかしたか?クラウド」
「いや……」
バッツの問いかけに、俺は緩く首を振って。
青空を、見上げた。
やけに濃い色の青空は、青い龍が住まう清らかな水のように。
きらきらと、輝いて見えた。
*
「ティナ」
「なあに?クラウド」
「あんたの世界で、リヴァイアサンは、どんな扱いだったんだ」
俺の質問に、彼女は─彼女にしては大変珍しいが─視線を彷徨わせて。
「あの、ごめんなさい」
「え?」
「私のいた世界では、かれは……ただ隠れていただけの、存在、かしら」
予想外な回答に、俺は一瞬言葉を忘れる。
「定期船で航行中に、何の予兆もなく現れるだけなのよ」
「……随分と控え目な、存在なんだな……」
「ええ……」
別の世界では神のような存在だと聞いて、申し訳ない気持ちになったわ、と。
苦笑いを浮かべるティナに、俺は何ともかける言葉が思いつかず。
ぽんぽん、と頭を撫でてやった。
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二次創作歴はオンラインで10年程度。たまに好きジャンルのアンソロ本に寄稿させていただいてました。
此度はソフト未購入なのにムービーと素敵サイト様の作品によって墜落→6キャラ総愛され→本編6カップリングプラス、とブログがおかしな進化中。結局ハード込みでソフトお買い上げ(笑)自プレイはチュートリアルで既に断念気味。