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勢いだけでとりあえず開設した二次創作保管庫です。「二次創作」をご存知ない・嫌悪を覚える方は閲覧をご遠慮ください。DDFF及びFF6にて魔導の少女を溺愛する駄文を羅列いたします。
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2024/12/04 (Wed) 01:57
Posted by シスターM
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空飛ぶ青い何か。様から拝借した「空と青で33のお題」、ちょっと更新ペースがいい感じになってきた管理人ですこんばんは。
このまま飛ばすぜ!とか息巻いてみると、絶対どっかで急ブレーキ必至と思いますので。
身の程もわきまえない言動は避けます。ハイ。

本編の、スフィアで過去の記憶とかを見ているシーンがあったような気がしたんですよね、10って。
曖昧な記憶のままに、使ってしまいました(汗)


7 手の上に広がる空


綺麗な空ね、と君が笑った。


   *


何故持っていたのか、それすらわからない、スフィア。
再生される映像は、ザナルカンドのそれではなくて、ガードとして旅した世界。
青い、あおい、空と海。

「綺麗ね」

ティナが、微笑んだ。

「綺麗っスか?」
「ええ、とても」

青い空は好きなの、と夢見るように目を細める。

「嫌いな空なんてあるんスか?」

訊ねてみると、一瞬目を逸らし、眉を顰めて。
瞳に愁いの色が宿ったのも、間もなく。
ごめん、と謝ると、彼女は微笑して首を振った。

「赤い空は嫌い」
「赤い、空?」
「黄昏の中に、世界は滅びを見る。希望は失われ、世界は静かに死を待つの」

遠い目をした彼女の脳裏に浮かんだ世界は、赤い色だったのだろうか。

 

青い空を、再び映し出す。

ティナはまた、綺麗ね、と笑って。
幻影に向かって手を伸ばし、空を掴んで。
私には、捕まえる事ができないところね、と、微笑んだ。


   *


彼女が見た夢も、青かったのだろうか。

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シスターM
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女性
自己紹介:
とうとう40代になった専業主婦。
二次創作歴はオンラインで10年程度。たまに好きジャンルのアンソロ本に寄稿させていただいてました。
此度はソフト未購入なのにムービーと素敵サイト様の作品によって墜落→6キャラ総愛され→本編6カップリングプラス、とブログがおかしな進化中。結局ハード込みでソフトお買い上げ(笑)自プレイはチュートリアルで既に断念気味。
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