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さて、いきなりカテゴリ『勝手に捧げ文』なるものを追加してみましたが。
コレ何だ?とお思いの方、いらっしゃるかもしれませんね。
…まあ、字のとおりで勝手に捧げ物として作ってしまった駄文です<そのまんま
勿論お相手に「差し上げます」と、予めご連絡しているわけじゃないので、気付いていただけるかどうかは果てしなく不明だったり(爆)。
自己満足だとは思うのですが、いいんです。
伝えたい気持ちを代弁してもらってるような、ものなので。
で、今回勝手に気持ちを捧げてしまったのは。
昨日お誕生日をお迎えになったという、拙宅がリンクしておられるサイト様の管理人様。
日にちが遅れてしまって大変申し訳ないですが、本当におめでとうございます!
ちなみに公式設定上の少女の誕生日はまだまだ先ですが、今回のみ都合により変更させていただいてます。
この辺については、ご容赦を。
(7/26追記)
無事相手の方に気付いていただけましたので、安堵しております。
なおこの駄文中で使った鉢花は「インパチェンス」、花言葉はそのまんま小噺のタイトルです。
複数の誕生花のうち、可愛らしく生き生きとしたお花のイメージで選ばせていただきました。
ということで、この小噺はyuwi様のみお持ち帰りOKとさせていただきます、ご了承ください。
麗しくも儚げな、されど脆弱ではなく。
強さを持った、少女だから。
『鮮やかなひとへ』
約した時間に間に合うよう、余裕を持って家を離れ。
俺は心持ち速足で、道を急ぐ。
(……柄ではないな)
ぶら提げたビニール袋の中には、鉢植えがひとつ。
一人暮らしの少女の家には特別ベランダなどもなく、鉢を置くには今ひとつで。
本来であれば、このようなものを軽々しく贈るべきじゃない。
しかし、どうしても必要があったから。
(悩んでいても、仕方ない……か)
一度深呼吸してから、扉横の呼び鈴を鳴らす。
すると即座に「はあい」と、砂糖菓子のような甘い響き。
「いらっしゃい、早かったのね、スコール。どうぞ上がって?」
少女の言葉に従って、通い慣れた家へと足を踏み入れる。
真夏の暑さを和らげるように、涼しい風が部屋を通り抜けていく。
見れば遮光カーテンを上手に利用し、室温を上げ過ぎないよう工夫してあった。
「どうぞ」
笑顔で出された麦茶のグラスに、水滴がまとわりついて。
手で握っただけで涼を感じるグラスの中身を、一気にあおった。
「おかわり、いる?」
「いや」
「そう?欲しくなったら言ってね」
俺をにこやかに見つめ、少女はふわりと笑みを深める。
その表情に、急激な体温の症状を自覚して。
本当に、性質が悪い。
「───ティナ」
「なあに?」
思い切って声をかけると、少女は素直に返答して。
硝子細工より透き通った瞳で、俺をじいっと見詰める。
(ああ、この表情だ)
端整な顔立ちと、珍しい色を持った水晶のような瞳。
誰もが認める程に際立つ美女でありながら、一切自覚のないある種の天然。
ひとを疑う術を持たない、素直な気性だからこそ。
遠巻きに熱い視線を送りつつ、皆互いを牽制していた。
でも俺はもう、限界で。
「……土産だ」
俺はゆっくりと、少女の目の前に件の鉢植えが入った袋を貸し出して。
受け取った少女は、目を丸くしてから笑みを浮かべた。
「ありがとう、スコール!」
花以上に鮮やかな、少女の笑顔が嬉しくて。
俺は無意識に、口元を緩めた。
*
鮮やかな花の日に生まれし、花より鮮やかな、少女へ。
君の笑顔が、これからも曇ることの、ないように。
心から、祈る。
言葉で言えぬ祝福の替わりに、君の生まれし日の花を。
現代パラレル的なスコールになっちゃいましたね、この彼は。
基本的に、ティナが嬉しいと思ってくれればなんでもいいな、と。
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二次創作歴はオンラインで10年程度。たまに好きジャンルのアンソロ本に寄稿させていただいてました。
此度はソフト未購入なのにムービーと素敵サイト様の作品によって墜落→6キャラ総愛され→本編6カップリングプラス、とブログがおかしな進化中。結局ハード込みでソフトお買い上げ(笑)自プレイはチュートリアルで既に断念気味。