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素敵なタイトルと文面が一致させられてないってのは、いつものことですゴメンナサイ。
最近ご訪問下さるお客様方、拍手コメントレスに引き続き甘えさせていただいて申し訳ありません。
皆様の温かいお言葉は、しっかり拝読しております、ありがとうございます。
それにしても76現代パラレルは人気あるんだな、とアップ後すぐにご反応いただけることに大感謝です。
雪葬(7×6 7視点)
冷たくて、真っ白くて。
儚く、掌からも消えていく。
君が、消えていく。
*
年頃の少女にしては、あまりに乏しい表情が。
端整な顔立ちだけに際立ってしまい、気付けば目で追い続けた。
目の前で逝ったときですら、鮮やかに笑って見せた、あの女性と。
全く似てもいないのに、比べてしまっていたのだろう。
……でも、似ていた。
世界にたった、ひとりぼっち。
同胞に二度と逢うことのない、境遇。
最後の、生命体。
だけど少女に課せられた罪は、あまりに重くて。
「雪は、好きなの」
ぽつりと、少女が呟く。。
空から降り積もる、白いものを手に納めながら。
「私の両手も全身も、覆い隠してくれるのかもしれないから」
「ティナ」
「逃げてはいけない事ぐらい、承知しているわ。……でも、そんな愚かな夢を見る」
心無き傀儡として、操られた過去。
象牙細工のような手から生み出す魔法で、多くのものを焼き払った。
確実には記憶できていないけれど、記録上に残されているから間違いない、と。
自らの行動すら記憶できなかったという、少女のあまりに苦しい過去。
かける言葉など、思いつくはずもない。
少女は、さくさくと音を立てて、雪の中へ歩む。
その足跡も、降り積もる雪でかき消されていく。
(行くな)
俺は心で願い、でもその背をただ見詰める。
自分から距離を開けた少女の足音すら、もう届かない。
でも彼女は、歩みを止めない。
(……行くな)
あれ程までに鮮やかな色彩の、衣装を纏っているというのに。
少女の細い肩やふわりと舞う髪が、雪に解けていくかのようで。
やがて、消える。
(……行くな……!)
声を上げようとしても、喉がからからで声が出せない。
出せない声の代わりとして、懸命に両足を動かして。
追いついた細い背中を容赦なく引き寄せて、閉じ込めた。
「クラウド……?」
どうしたの、と少女が首を傾げるから。
「何でもない。もう戻ろう、体を冷やすと良くない」
抱き締めた体は、確かに温かくて。
俺は静かに息を吐いてから、帰ろうか、と促した。
「……ええ」
少女は微かに笑みを浮かべ、頷いた。
*
例え君が望んでも、絶対に、許さない。
雪になんて、君をくれてやったりは、しない。
必ずこの手で、取り返す。
雪の降ってる所の2人は、とてもお熱いですね。
雪からティナを守ろうとする彼の思いは、とても良かったです。
私もいつか、バッツに抱き締めて頂きたいです。(ただの想像ですけど笑)
読み返してみるとかなり失敗してます、この駄文(涙)。
お恥ずかしい限りです。もしかしたら修正するかも。
ちなみに相手がバッツだと、絶対こうはならないかな…?
残念ながら全く想像できませんね、管理人には。
ティファ様自身が想像なさって、絵や文などで形にしてみるのはいかがでしょうか。
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二次創作歴はオンラインで10年程度。たまに好きジャンルのアンソロ本に寄稿させていただいてました。
此度はソフト未購入なのにムービーと素敵サイト様の作品によって墜落→6キャラ総愛され→本編6カップリングプラス、とブログがおかしな進化中。結局ハード込みでソフトお買い上げ(笑)自プレイはチュートリアルで既に断念気味。