[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
レディーに夢を見せて上げられるのは、恐らく彼だけでしょう(決め付け)。
『ウェディングヴェール』
たまたま手に入れた、オフホワイトのレース生地。
「へぇ、ずいぶん綺麗だな、それ」
バッツも興味深げに魅入ってるそれを眺め、真っ先に思いついたのが。
(……よし!)
俺は意を決して、駆け出した。
*
「ティナー!」
「ジタン、お帰りなさい。どうしたの?」
笑顔で答えてくれる彼女は、今日も可愛さ最高潮。
改めて、掛け値なしに最高級のレディーっぷりだと思う。
「見てくれよ、これ!」
「え?……わあ、素敵!とても綺麗ね」
さっきゲットしたレース生地を見せると、水晶のような瞳がより一層輝きを増し。
興奮のためか、微かに頬まで赤みが差し、更に美しさのレベルがアップ。
ああ、本当に眼福。
「せっかくだからさ」と、戸惑うティナを説き伏せて。
彼女の髪を解いてから、ふんわりとレースを被せてみる。
(うぉ……!?ちょっと、これヤバいって!)
星屑のような色合いの髪を覆う、オフホワイトのレース。
衣装が戦闘服なのが残念だけれど、元が超美少女なだけに、これでも十二分に綺麗で。
「うっわー、超綺麗!ティナ、これ絶対に、すっげー似合ってるって!」
「そ、そう、かな」
「俺もそう思う!マジで綺麗だな、ティナ!」
「……ホント、綺麗だよ、ティナ」
俺やバッツ、ルーネスが騒ぎ立てるのに、ティナは戸惑いを隠せない様子だった。
でも、俺らが口を極めて褒めちぎったので、漸くその気になってくれたのか。
ティナは照れ臭そうに微笑みつつも、立ち上がってくるり、と一回転。
その動きに合わせて髪とヴェールが揺れて、更に綺麗さ3割増し。
ああ、生きてて良かった、なんて思っていると。
「あの……ジタン」
当のティナが、躊躇いがちに声をかけてきた。
「ん、何?」
「ヴェール、ありがとう。ちょっと恥ずかしいけれど、とっても嬉しい」
(!!)
レースの裾を、ちょんと摘んで。
頬を染めて語る様は、流石の俺でも卒倒しかけたぐらいに、可愛らしくて。
絶対に本番も、彼女のための最高のヴェールをゲットしてやろうと、決めた。
あ、勿論隣に立つのは俺な!
勿論お客様の理想はそれぞれだと思いますが、カテゴリ上でも96話とさせていただいております故、ご理解いただけますように。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
二次創作歴はオンラインで10年程度。たまに好きジャンルのアンソロ本に寄稿させていただいてました。
此度はソフト未購入なのにムービーと素敵サイト様の作品によって墜落→6キャラ総愛され→本編6カップリングプラス、とブログがおかしな進化中。結局ハード込みでソフトお買い上げ(笑)自プレイはチュートリアルで既に断念気味。