勢いだけでとりあえず開設した二次創作保管庫です。「二次創作」をご存知ない・嫌悪を覚える方は閲覧をご遠慮ください。DDFF及びFF6にて魔導の少女を溺愛する駄文を羅列いたします。
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突発駄文、4作目はパラディン氏で参ります。
コスモス勢の中でも唯一の既婚者ですから、女性心理は詳しいのかもしれません。
なんて勝手に妄想してますけれど、どうぞお気になさらず。
コスモス勢の中でも唯一の既婚者ですから、女性心理は詳しいのかもしれません。
なんて勝手に妄想してますけれど、どうぞお気になさらず。
ひと筋の雫が、作り出す、流れ。
『やがて海へと注ぐように』
彼女は過去に苦しみ、夢に惑わされる。
そして、時々ひとりで膝を抱え、蹲って耐えている。
自分のベッドの上ではなく、外で。
事によると、朝まで。
俯く少女の震える肩に気付いたのは、僕。
「ティナ」
「……」
声をかけても、少女は己の殻に閉じ篭もったまま。
「こんな場所にずっといると、体を冷やしてしまうよ」
僕はそうっと囁きかけ、持って来た毛布でその体を包み込む。
それから毛布ごと、華奢な体躯を抱き締めて。
「さあ、部屋に戻ろう」
俯く背中に言葉をかけるけれど、少女が腰を上げる様子はない。
そっと、溜息をひとつ零して。
「……ティナ」
彼女の隣へ膝をつき、下を向いたままの顔を覗き込もうとすると。
びくり、と目に見える程華奢な背が跳ねて。
ぽたり。
地面を湿らせる、雫。
僕は膝をついたままの姿勢で、ティナの頭を抱え込む。
固まったままの背中が、大きく震えた。
「大丈夫だよ、ティナ」
少女がこれ以上萎縮してしまわぬよう、努めて穏やかな声を出す。
「気が済むまで泣くといい。ずっと、傍にいるからね」
「………っ」
毛布の下から伸びてきた白い手は、僕の服をがっしりと掴んで。
やがて、すすり泣く声が微かに届いてきた。
(ティナ……)
毛布の上から包み込んだ背を、何度も何度も撫でながら。
少女のために、願った。
*
雫とともに、流れゆけ。
君の果て無き悲しみよ。
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女性
自己紹介:
とうとう40代になった専業主婦。
二次創作歴はオンラインで10年程度。たまに好きジャンルのアンソロ本に寄稿させていただいてました。
此度はソフト未購入なのにムービーと素敵サイト様の作品によって墜落→6キャラ総愛され→本編6カップリングプラス、とブログがおかしな進化中。結局ハード込みでソフトお買い上げ(笑)自プレイはチュートリアルで既に断念気味。
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