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勢いだけでとりあえず開設した二次創作保管庫です。「二次創作」をご存知ない・嫌悪を覚える方は閲覧をご遠慮ください。DDFF及びFF6にて魔導の少女を溺愛する駄文を羅列いたします。
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2024/11/22 (Fri) 09:22
Posted by シスターM
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連続駄文投稿3作目、『眠り』をテーマにして書いてみた、たま君。
やはり彼をラブラブにしてあげるのは無理なようですね、私…。
申し訳ない限りです。

目を開けると、真っ白な天井。
それから、君。


『白よりも、白いひとへ』


(えー、と、……あれ?)
ぼやけた視界と頭のままで、思考の海へとダイビング。
で、急浮上。
そのきっかけは、隣に感じた柔らかさと甘い香り。
視線を向けて、正体を知る。
「……ティナ……」
自分が寝ているベッドに突っ伏して、寝息を立てている人の姿。

鮮明になる記憶の中、思い出したものは。
敵の攻撃で負傷し不覚にも毒まで盛られて、混濁しそうだった意識。
クラウドが自分を抱き起こす時の、真剣なまなざし。
折良く戻って来たティナの、青ざめたというよりも紙のように白い顔。
彼女が治癒呪文を使用した際の、白い手の温かさ。
(そっか、僕、みんなに助けて貰っちゃったんだっけ)
これでも一人前の戦士で、伝説の称号だって貰っていて、腕には多少覚えもあって。
事実、他の仲間の足を引っ張らないよう頑張ってきたつもりなんだけど。
まだまだだね、何て反省。

そして、後悔。
(ごめんね、ティナ)
絶対守ると約束した人に、心配をかけてしまった。
『ルーネス、しっかりして!すぐ治療するから!』
治癒呪文を行使してくれたときの、彼女の手は小刻みに震えていて。
改めて、自分が無茶をしてしまったのだと思い知る。
「……本当に、ごめん」
こちらに顔を向けた姿勢で眠りつつ、自分の手を離さず握ってくれていた彼女の優しさが嬉しくて。
その真っ白な頬に、そうっと手を伸ばした。

ティナが、微笑んでくれたような気がした。


   *


きっと、もっと強くなるよ。
君をこれ以上、不安な気持ちにさせないように。

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プロフィール
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シスターM
性別:
女性
自己紹介:
とうとう40代になった専業主婦。
二次創作歴はオンラインで10年程度。たまに好きジャンルのアンソロ本に寄稿させていただいてました。
此度はソフト未購入なのにムービーと素敵サイト様の作品によって墜落→6キャラ総愛され→本編6カップリングプラス、とブログがおかしな進化中。結局ハード込みでソフトお買い上げ(笑)自プレイはチュートリアルで既に断念気味。
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