◆遊園地（９×６的、６視点）※現代パラレル的

拍手お礼を入れ換えたので、毎度お馴染みリサイクルです。
此度のお話は、現代パラレル的な内容となっておりますので、苦手な方は閲覧をご遠慮下さい。

ジタンはきっと、着道楽になっていると思います。
拘りがあって、でも身長がコンプレックスで、将来成長してやるー！と宣言してそうな。
俳優業か、アパレル関係の仕事してると面白い気がしています。

遊園地（amusement park）

待ち合わせは、午前９時に駅前で。

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前の日から頑張って準備したお弁当も、ちゃんと持って。
ワンピタイプのカットソーとレギンスに、靴もローファーで動きやすくした。
だって、今日はたくさん遊びたいから。
「おはよ、ティナ」
「あ、ジタン！おはよう」
ジタンはラフなシャツとデニムに、同系色のキャップがとっても似合ってる。
いつも素敵な着こなしをしてて、横を歩くときには頑張らないと、って思う。
そんな彼は、今日も目敏く私の荷物に気がついて。
「ティナ、今日弁当作ってきてくれたの？うっわー、すっげ楽しみ！」
「口に合えばいいんだけど」
「大丈夫、大丈夫。ティナの料理なら間違いないって！」
満面の笑みでそう言うと、さり気なくバスケットを持ってくれて。
それから、もう片方の手を私へ差し出した。

「さ、行こっか」
「……ええ」
しっかり手を繋いでから、私たちは、バス乗り場へと歩き始めた。